辻信一です。
今も戦争が続いてます。戦争をする力──人の命を粗末にするその力と、地球を粗末にする──地球上の全ての命を粗末にする力とは同じものだと思います。僕たちは、大きな「戦争」という力に対して抵抗していかなければいけない。けれども、それは同時に、僕たち自身の暮らしのあり方を変えていくことを意味しているんだと思うんです。
その事を僕は、スローという言葉で表現したいと思います。去年からの僕のスローガンは "make slow love, not fast war"、かつて60年代に、"make love, not war" という、まぁ「戦争ではなくて愛を」という合い言葉があったわけですけれども、考えてみれば僕たちは、一見、戦争に荷担していないかのように見えますけれども、実は僕たち自身の生き方、大量生産、大量消費の生き方が、実は戦争というものを引き起こす、やっぱり要因になっているんだ。ということをもう一回考えなければいけないと思います。
そこで僕は "make slow love” つまり、 ファーストな怒り、あるいは戦争というものに対して、『ゆっくりとした生き方』、『ゆっくりとした愛』を、僕たちの生き方の根幹に据えなければいけないと思ってます。"another world is possible", もう一つの世界は可能だということが、世界中のあちこちで合い言葉になろうとしています。もう一つの世界っていうのは実は、今日、今夜、僕たちがどう生きるか、というその生き方にかかってるんだと思います。
例えば、今晩、みなさん、是非、電気を消して、ろうそくをともしてみてください。そこには普段のファーストな社会のペースとはまったく違う、静かなゆっくりとした時間がそこには流れるはずです。そうした小さな行為、一つ一つの積み重ねが、結局僕たちの another world、つまりもう一つの世界を作ってゆくんじゃないでしょうか?
みなさん、僕もまた全ての命を、地球を、そして人間を、愛する者として、皆さんとともにアースデイ、地球の日を祝いたいと思います。
(げんこつではなく) 三つの指です。
Love, Peace, and Life!! やるぜ! アースデイ
?『リゾームになり、根にはなるな、決して種を植えるな! 蒔くな、突き刺せ! 一にも多にもなるな、多様体であれ! 線を作れ、決して点を作るな! スピードは点を線に変容させる! 速くあれ、たとえ場を動かぬときでも! 幸運の線、ヒップの線、逃走線。あなたのうちに将軍を目覚めさせるな! 正しい観念ではなく、ただ一つでも観念があればいい。短い観念を持て、地図を作れ、そして写真も素描も作るな! ピンクパンサーであれ、そしてあなたの愛もまた雀蜂と蘭、猫と狒狒のごとくであるように。」
『リゾーム』(『千のプラトー』第一章) ドゥルーズ/ガタリ
Posted by: seiji at June 26, 2004 11:21 PMアースデイ東京2004(森のステージ『森から海へ』)に参加してきました。ナマケモノ倶楽部の【9】にも出逢えてうれしかったです。
「slow is beautiful」という本に出逢って以来、音楽活動も「slow」をとても意識しています。奈良・山添村にある神野山で5月に行なうミニ野外コンサートも「slow is beautiful」というサブ・タイトルをつけたくらいです。こちらはアースデイ東京に参加した「弥勒(みるく)」というユニットではなくて、その名も「KenaF(ケナフ)」。エコロジカルでサスティナブルな地球環境を願って、とくに絶滅の危機に瀕した動物たちをテーマに曲創りをしています。
"make slow love, not fast war" あらためて胸に刻みたいと思います。。。
こんにちは。先生の講義で「スロー」という言葉を聞いてから、およそ2年が経ちました。世界は、どうだかわからないけれど、僕は、先生の言う「スロー」が認識できるようになってきているように思います。その心地よさが毎日の生活の中でわかるときもあるし、「ああ、なんでこうなるんだろう。」っていう自由といわれるなかの不自由さをひしひしと感じるときもあります。自分の中で、ある種の判断基準ができてきたのかもしれません。これから“make slow love, not fast war”を胸にタフな精神と生き抜くための知恵を身につけていこうと思います。そうしたら、もっと色々なことが見えてくると思うから。“Don't know where I'm going, but on MY WAY”
Posted by: 大西裕也 at March 14, 2004 12:21 PM